壊れる瞬間

トップページでは、私が学生ローンの借金が原因で、精神的に壊れていく様子を急ぎ足で書いてみましたが、ここではそれぞれの過程を、さらに詳しく書いてみたいと思います。
まずは、学生ローンで借りるようになったキッカケから。

●学生ローンを借りるようになったキッカケは、部活で使う野球道具の購入や、生活費がピンチでどうしても都合つけなければならない状況がきっかけです。
どうしても都合つける必要があった為、借りれた時は正直「助かった」という感じでした。
借りたお金全てを学費に充てたわけではなく、一部は遊びに使ったのも事実です。
借りた時はなんてことなく返済もマジメにやって普通に生活をしていました。
利息の返済が苦痛と言えば苦痛は少し感じていましたが、まさか病気になってしまうなんてこれっぽっちも考えていませんでした。
学校の授業も普通に受けていましたし、アルバイトも普通にこなし、返済も遅れる事なくマジメにやっていました。

次第に学生ローンの借り入れ残高が増え、利息の負担が徐々にキツク感じるようになり、このあたりから少し病気の兆候が見えていたかもしれません。
最初は10万円借りて、利息は1ヶ月あたり1,400円でしたが、残高が20万円に増えると利息も当然増え、倍の2,400円となります。
月3万円程度の収入しかなく、2,400円の利息は意外と重く感じるようになりました。
2,400円といっても、振り込み手数料を入れたら2,820円ほどになります。
しかも、利息を返す為に追加で借りて返済するという最悪の展開になり、借金の額は枠いっぱいの30万円まで膨れ上がり、いよいよ追い詰められていきます。

しかし、このころはまだマシでした。
学生ローン1件がいっぱいになってしまったのなら、もう1件借りれば良い、そう考えていたからです。
当時は今みたいに総量規制はなく、アルバイト収入が月に3万円でも借りる事ができたのです。
今だったら絶対にムリですが・・・

ところが・・・
この考えは非常に危険でした。
「また借りればいい」借金の返済の為に借金をするという最悪の展開になる事は目に見えていたのです。

●いよいよ後がなくなる
そうこうしているうちに、2社目も枠がいっぱいになってきました。
借り入れ金額が増えれば増えるほど、利息が増えていくので月々の返済がより難しくなっていきます。
現在の総量規制はあながち間違えではないのでしょう。
いよいよ枠がいっぱいになり、3社目に申し込みをしましたが断られました。
断られた瞬間、「終わった」と思いました。
どう考えても返済が不可能だったからです。
打開するには、部活を辞めてバイトを増やすしかありません。
しかし、自分から野球を取っては何も残りません。
何のために野球の強豪校に入学したのか、意味がなくなってしまいます。

このあたりからだったと思います。
自分の思考回路が狂いだしてきたのは・・・